畳といえば、イ草の独特な匂いを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか?
最近、弊社でも和室を取り入れるお客様が増えています。
そこで、畳(イ草)が持つ効果について紹介してみたいと思います!

①湿度を調整してくれる
畳に使われるイ草は吸湿性があるため、湿度を調整できます。
イ草は中心部分(髄部)がスポンジ状になっており、この構造が水分の吸収・放出の機能を発揮しています。
高温多湿な夏であれば湿度を吸収し、乾燥する冬は水分を放出することで加湿器の役割を果たしてくれます。

②空気を浄化してくれる
イ草は、人体に有害な物質や二酸化窒素を吸収してくれます。シックハウス症候群を引き起こすホルムアルデヒドに関しては、イ草1キログラムあたり0.14グラムを吸収することも研究で明らかになっています。
また、イ草には消臭機能もあります。気になる生活臭やペットのトイレ臭なども吸収してくれるため、空気清浄機のような機能も果たしてくれます。

③リラックス効果がある
冒頭でも話した通り、イ草は独特な香りを持った植物です。この香りの成分はフィトンといい、森の香りと言われています。
畳の部屋にいるだけで森林浴と同じ効果が期待できます。
また、この香りは人の心を落ち着かせ、集中力を高める効果もあります。リモートワークやお子さんの宿題用に
ちょっとした和室を設けてもいいかもしれませんね。

④防音・吸音性がある
衝撃音を吸収する力もあります。音を吸い込むことで騒音を軽減することもできます。

ここまで畳(イ草)の効果について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
古くから日本の床は畳が採用されてきましたが、ここまで様々な機能や効果があると長く使用されてきた理由が分かりますね。

新築に和室を設けるか迷っている方の参考になれば幸いです!


スタッフ:田川