木を見て70余年――

本物」を追求した住まいづくりを。

館林林業について

館林林業は群馬県館林市にある材木店です。

法人化したのが昭和21年でそれ以前は個人商店として営業していました。私が小さい頃、会社と住まいが離れているため、先代である私の父は毎日自転車で会社に通っていました。父が帰ると木のとても良い香りが、あたりに漂っていたのを覚えています。会社には製材機があり、父はそこで杉やヒノキを製材していたのです。
 大学を卒業後、設計事務所で働いていた私はあの木の香りに誘われるかのように、やがて帰郷し家業を継ぐこととなりました。当時は大工さんの数も多く、仕事をいくつも抱えていていたので材木屋もいい商売だったと聞いています。
しかし、私が入社して仕事に慣れ、業界の仕組みがだんだん分かってくると、家づくりの取り巻く環境にいくつかの疑問を感じるようになりました。
 
・国産材より輸入材の方が安い。(当時)
・大工さんが国産材より輸入材を使いたがる。
・大工さんが本物の木よりベニヤ板や既製品を使いたがる。
・大工さんが本物の木を加工したがらない。
・親しかった林業・製材屋さんが次々やめてしまう。
・そして手入れをされない里山が荒れてしまっている。
 
日本の林業が抱える問題や度重なる震災を経て、
材木店の片手間に家づくりを行っていましたが、平成11年(1999年)思い切って、持っていた資格を生かして自分で工務店を始めることを決意しました。
もちろん取引の大工さんは激減。私の意思を理解してくれる大工さんとだけお付き合いをさせて頂きました。
掲げた目標は__

・国産材を90%以上使用した、木の香りがする家をつくる。
・なるべく地元の林業家が生産した木材を使う。
・燃費の良い省エネ住宅をつくる。
・太い骨組み(土台、柱は12㎝角)で丈夫(ヒノキ材)で、地震に強い家をつくる。
・地元の職人がつくる。
・正直な家づくりを徹底し、適正価格で提供する。
・そしてお客様が『健康で快適に笑顔で暮らせる家』を提供する。
 
それは現在も変わっていません。
最初に取り組んだ住宅は当時はまだ理解されていなかった高気密・高断熱住宅で、羽生市に建てさせて頂きました。今でも快適に冬温かい家に過ごしておられます。 
現在の流れが、高気密高断熱住宅は当たり前になっているので、方向性は間違いなかったかと思います。


館林林業株式会社 
三代目代表取締役 原 弘幸